光明寺について

三尊宮殿と須弥壇

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いずれも各部の傷みが激しかったが、平成24年秋より本堂の建てかえ工事となり、その間に大がかりな解体復原修理が行われている。三尊宮殿は約240年前に制作されたもので、やや特殊な様式である。一般的な三尊宮殿は一つの部屋に三尊が納まるのだが、この宮殿はそれぞれ独立した部屋に阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩が安置されている。宮殿の背面には以下の通り傳空上人による墨書が以前より確認出来ていた。一方、宮殿が乗る須弥壇はさらに古いものであった。解体修理の際に内部に残されていた覚え書きが発見された。それによると、建立されたのは宝永8年3月慈門上人の代で、約300年前であった。

解体修理直後の三尊宮殿と須弥壇

復原修理の様子はこちら↓

https://koumyou-ji.or.jp/voice/archives/137

https://koumyou-ji.or.jp/voice/archives/150

 

奉建立三尊宮殿 安永八亥三月吉辰
京都西六條深○花屋町上所 世話方彫物師 相山○八
當山十一世傳空代

旧本堂内陣.jpg

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