光明寺について

山門の彫刻と天井画

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境内を縦断して大日堂広場へ伸びる参道の入口には、いかにも時代を感じさせる山門がある。清末藩の資料にも建立時期は不明とあり、本堂よりもさらに古いものである。平成22年の豪雨災害により広場にあった大日堂は失われたが、そこへ伸びる参道の正面にあることからも、本来は大日堂の山門として、現光明寺が浄土教寺院として天正年間に開基される以前から存在していた可能性もある。真言時代の光明寺を意識させる最古の建造物である。

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これまで幾度か部分的な補修が行われているが、注意深く観察すると天上板に彩色の施された仏画が多数確認できる。

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素晴らしく手の込んだ彫刻である。山寺の小規模な山門にしては不釣り合いなほど贅沢な造りである。

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