光明寺について

江戸期の大型花御堂

大昔の花御堂.jpg

旧本堂の天井には、おみこしのようなものが保管してあった。当初は想像できなかったのだが、よくよく眺めてみると、どうやら大型の花御堂であることに気づいた。花御堂とはお釈迦様の誕生を祝う法要、いわゆる「花祭り」あるいは「降誕会」の際に釈迦が生まれた時の姿を写した仏像(誕生仏)を奉るお堂のことである。現在光明寺では四月二十九日に小型の花御堂を本堂に設置し、大日如来の大祭である大日祭と同時開催で行っている。法要の締めくくりには本堂で盛大な餅まき&菓子まきを行っており、じいーじいー・ばあーばあーに連れられた子供達の姿が多数見られる。地元の古老に尋ねると、昔はこの花見堂を担いで村内を練り歩いていたのだと言う。随分大がかりなことをしていたものである。

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