光明寺について

旧大日堂の鰐口

大日堂の鰐口.jpg

鰐口は真言系寺院等でよく眼にすることが出来る。お堂の入口に下がるっている金属製の薄い太鼓状になった鐘で、我が宗派の本山でも、総門をくぐってすぐ左にある閻魔堂で見ることが出来る。神社の大鈴と同様の用途で使用され、参詣者が打ち鳴らすのである。旧大日堂に設置してあった鰐口は、江戸期に人々の寄進により設置されており、大阪高津の職人が制作したものである。彫り込まれている文字は次の通りである。なお平成22年秋以降は光明寺本堂の向拝に移設している。

奉寄進大日如来御宝前 長州美祢郡厚保邑 曼陀羅山光明寺傳空代
寛政十一戌未三月吉日
長尾村平沼田村嶽村駒ケ坪村鍛冶屋原村中村下村梅河内村
若連中 治工 大阪西高津町新道住 今村清次藤原吉久作

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