こだわり住職のよもやま話

2011年5月12日

この木なんの木?

2011年05月12日

兼六園の灯籠.jpg

本日は前回記事の続編です。永平寺の参拝後に安養寺さんを見送った我々は、次に金沢の兼六園へ移動しました。さすがに日本三名園のひとつです。見事なものでした。ここで一番よく知られている場所といえば、たぶん徽軫(ことじ)灯籠が据えてある池の畔でしょう。写真やテレビでよく目にする代表的な景観ですからね。私は初めて訪れたというのに、なぜか妙に懐かしいような、ほっとするような、少々不思議な感覚でした。「あー、ここ、ここ、お約束の場所だー」とつぶやきながら、思わず一枚パチリでした。園内は桜が満開でした。紅葉の季節の方が写真的には良いのでしょうが、桜の花びらが湖面に浮いているこの時期も、なかなかどうして素晴らしいではないですか。兼六園には毎年11月になると雪吊りが始まる黒松の大木群や花弁の数が異常に多いことで知られる「兼六園の菊桜」など、立派な樹木が沢山あります。しかし、私が一番気になったのは表示も何も無いただの古木でした。

兼六園の気になる木.jpg

その大木はまだ新葉が出始めたばかりでした。芽吹いている個所がずいぶん高い位置なので識別が困難で、もしかしたら紅葉かもと思えたからです。そうだとしたら、めったにお目にかかれない大木です。日立製作所のCMソングで「このー木なんの木、気になる木」って有名なのがありますが、まさにその気分です。場所は金沢医療センターの目の前、兼六坂上交差点のところから園内に入場するとすぐ右手の奥にトイレが有ります。その斜め向かいあたりでした。今なら葉が茂っていて容易に確認できるでしょう。それにしても気になったなー。

▲PAGETOP