今年も残りわずかになりました。山寺の一年を振り返ってみたいと思います。
冬、近年雪は少なくなりましたが、それでも毎シーズン2・3回は積雪があります。新年1月24日の朝はご覧の通りすっかり雪景色でした。
春、今年の桜は天候に恵まれて花見の期間は例年に比べると長くなりました。温暖化の影響でしょうか、ソメイヨシノ、光明寺のしだれ桜(江戸彼岸)そして境内背後の山桜もほぼ同じタイミングで咲きそろいました。ただし咲きっぷりがいまひとつだったのは残念でした。
初夏、6月中旬に光明寺の大銀杏を中間部で伐採しました。山寺のシンボルですからかなり悩みましたがここまで高くなると非常に危険です。ちょうど半分の高さに切り戻しました。今年最大の出来事かもしれません。
梅雨、6月末に昨年の豪雨災害を思い起こす集中豪雨がありました。今も美祢線は被災した当時とほぼ変わらない姿のままですが、幸い今回は大事にはならずに済みました。前年と全く同じタイミングで6月30日の夜から翌1日の深夜にかけて激しい豪雨でした。幸いなんとかセーフでしたが昨年実家が水没した私は「あーまた浸かるかもしれん・・・」と覚悟した出来事でした。
盛夏、もう例年のことですがメチャクチャ暑かった。連日気温35度オーバーです。もうこれが普通なんでしょうね。
境内のもみじの若木がずいぶん枯れてしまいました。高温とカミキリムシの食害によるダブルパンチで次々とダウンです。こうなるとどれが生き残るか解りませんから、とにかく沢山植えておくしかないのかもしれません。
救いは境内の池ではそれなりに大輪の蓮華が咲いてくれていたことでしょうか。
秋、11月中旬までずっと暖かく、月末から突然冷え込むようになりました。12月に入った現在、朝は2度や3度まで冷え込みます。11月末から境内のモミジが紅葉しはじめましたが、急激な温度変化で一気に幕引きに近づいています。秋は短くなりました。