こだわり住職のよもやま話

2013年9月

お寺用の大きな風鈴?

2013年09月20日

光明寺の風鐸

山寺の新本堂はコスト削減の見本みたいな建物ですが、それでも内心ちょっとした贅沢かな?と思えるところもあります。例えば屋根の隅にぶら下がっている青銅製の小さな鐘(?)がそうです。取り付け後に初めて目にした妻が「お父さんこれってお寺用の大きな風鈴なん?」とおっしゃったやつであります。ご覧の通り本堂の屋根に取り付けられる飾りの一つですが、正式には風鐸と呼びます。辞書によると『ふう‐たく【風鐸】(1)仏堂や塔の軒の四隅などに吊り下げる青銅製鐘形の風鈴。(2)風鈴(ふうりん)に同じ。広辞苑 第六版 (C)2008  株式会社岩波書店』とあります。だから妻の言葉はある意味正解でした。

私的にはコストパフォーマンスが素晴らしいので良いお買い物だったと自画自賛しています。風が吹くとカランーカランーと何とも言えぬ優雅な音を響かせてくれるのが素晴らしい。おまけにこうやって写真にすると質素な本堂はほんの一部しか写りません。山寺が実に雰囲気の良いお寺(まるでどっかの名刹みたい)に思えたりするのです。(人は勝手に想像をどんどん膨らませる事が出来ますからネ)そういう意味でもちょっぴり贅沢な気分に浸らせてくれる有りがたい風鈴です。

これも自然の恵み?

2013年09月14日

キノコ№1.jpg

ひさしぶりに霊場の山を回ってみると沢山のキノコを目にする事が出来ました。この手のもの(秋の味覚の一つ?)に詳しい方によると、中にはかなり美味しいやつもあるらしいのですが、素人が安易に手を出すのはヤバイです。当然私は見るだけですが、それでもさまざまな色と形があるので撮影してみました。この白いキノコはフワフワのとんがり帽子を付けたメルヘンチックなやつで傘の大きさはソフトボール大でした。

キノコ№2.jpg

ぱっと見はまるでシイタケですが、やっぱ違うんでしょうね。

キノコ№3.jpg

優しい感じのする真っ白なキノコです。もしかしたら美味しいかも?

キノコ№4.jpg

こいつは見るからにヤバそうなキノコでした。毒があるかもね。

イノシシの浴場.jpg

これはイノシシの浴場(泥浴び場)です。霊場の森は彼らのえさ場(ドングリ・竹の子・ミミズや昆虫等)ですから、こんな風に泥浴びの跡や竹の子を掘り返した穴があっちこっちに見られます。

落ち始めたギンナン.jpg

最後に本日の本堂前です。こちらには人間さまにとっての自然の恵み(?)が徐々に出現しつつあります。(本音をいうと自然の惠みどころか毎年恒例の厄介者です。昨今では拾ってくれる人も少なくなったので後片付けで苦労します)今後しばらくの間、本堂前はギンナン爆弾警報が発令されたままとなりますので我々人間は安易に近づくことが出来ません。それにしても誰か拾いに来てくれませんかねー。

 

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