こだわり住職のよもやま話

2013年9月20日

お寺用の大きな風鈴?

2013年09月20日

光明寺の風鐸

山寺の新本堂はコスト削減の見本みたいな建物ですが、それでも内心ちょっとした贅沢かな?と思えるところもあります。例えば屋根の隅にぶら下がっている青銅製の小さな鐘(?)がそうです。取り付け後に初めて目にした妻が「お父さんこれってお寺用の大きな風鈴なん?」とおっしゃったやつであります。ご覧の通り本堂の屋根に取り付けられる飾りの一つですが、正式には風鐸と呼びます。辞書によると『ふう‐たく【風鐸】(1)仏堂や塔の軒の四隅などに吊り下げる青銅製鐘形の風鈴。(2)風鈴(ふうりん)に同じ。広辞苑 第六版 (C)2008  株式会社岩波書店』とあります。だから妻の言葉はある意味正解でした。

私的にはコストパフォーマンスが素晴らしいので良いお買い物だったと自画自賛しています。風が吹くとカランーカランーと何とも言えぬ優雅な音を響かせてくれるのが素晴らしい。おまけにこうやって写真にすると質素な本堂はほんの一部しか写りません。山寺が実に雰囲気の良いお寺(まるでどっかの名刹みたい)に思えたりするのです。(人は勝手に想像をどんどん膨らませる事が出来ますからネ)そういう意味でもちょっぴり贅沢な気分に浸らせてくれる有りがたい風鈴です。

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