11月9日に山寺の十夜会が開催されました。例年通り本堂前の大イチョウが見事に色づくタイミングでの開催です。昨年はお説教もお斎も中止でした。一応読経はしましたが、ほんの言い訳程度の法要でした。今年はついにお説教が復活しました。コロナ渦もようやく落ち着いてきたようです。長いトンネルの出口が少し見えて来たようで早く元に戻れることを祈るばかりです。
今年のお説教は福岡県みやこ町 果願寺の上村隆法師にお願いしました。上村師は西部布教師会の会長です。布教師資格を有する僧呂(一応私もそうです)が所属する組織において、西国のトップであります。その会長に図々しくも「山口の田舎に来てもらえないでしょうか」とお願いしたところ、快く引き受けて頂けました。言ってみるもんですね。
庫裏の和室で家族や子供の話しになった際に、思いがけない発見がありました。もうずいぶん昔のことになりますが、私が教師資格(住職資格)に必要な単位取得の為に本山で何度も講習を受けていた頃のことです。その講習会は受講者が必ずしも毎回同じではありません。それで「たしか上村さんという若い人がおられた回があったはずだが・・・もしかして」と、たよりない記憶でそのことを尋ねてみると、やはりそうでした。彼の親父さんでした。これもご縁であります。
今回はしっかり録音が出来ました。後ほどじっくり聴かせてきただきます。誠に有り難うございました。