こだわり住職のよもやま話

西山の瀬戸内寂聴さんです

2010年11月09日

専修寺さんの法話.jpg

本日は快友寺で十夜会法要がありましたのでお手伝いに行って来ました。お経の後は専修寺(福岡県宗像市東郷)ご住職、馬場俊良師によるお説教が行われました。先月末の舜青寺さんの晋山式で行われた記念説法に引き続き、私は再びお話を聞かせて頂く機会に恵まれました。ご住職は小柄な尼僧さんです。福岡県には西山の尼僧さんが結構いらっしゃいますが、山口県には皆無なので女性のお坊さんのお説法を聞かせて頂く機会はめったにありません。快友寺の檀家さんはもちろんのこと、私にとっても貴重な機会でした。専修寺さんは失礼ながら実に若々しい感覚の語り口が印象的な方です。初めてお会いしたのは、坊さんの研修会が専修寺さんで開かれた時でした。気さくでとても明るい方だったので初対面の時からしっかり記憶に残りました。こんな発言をすると関係者や諸先輩方からお叱りをうけるかもしれませんが、坊さんの世界は男社会です。これは事実だと思います。そしてそんな世界で頑張っておられる尼僧さん達の姿を拝見した私の率直な感想は、皆さんとても真面目で真摯な生き方をされているので頭が下がりました。専修寺ご住職も見事な清僧です。それに比べて私などは典型的な破戒僧ですから誠に恥ずかしい限りです。

山寺光明寺は平成19年の春に専修寺さんにお説教をして頂いたことがあります。檀家のみなさんには「西山の瀬戸内寂聴さんです」と紹介させて頂きました。お説教は当然ですが、ご詠歌もとってもお上手な尼僧さんです。機会があれば、また山寺に来て頂きたいものです。

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