こだわり住職のよもやま話

山師の哲ちゃん大活躍

2014年12月21日

大銀杏の枝打ち

昨日は(20日)今年最後の行事となる納会を開きました。内容は年末大掃除と大晦日の準備、そして役員さん慰労のお食事会です。巡りあわせの悪いことに、今年は朝から小雨模様でした。「これじゃー屋外の作業はむりかもしれないね」と半分あきらめていたのですが、なんとか当初の予定通りに終えることができましたのでほっとしています。

本堂の年末大掃除

毎年この大掃除は二手に分かれて実施しています。ご婦人方には本堂の大掃除とお食事会の支度をしてもらい、殿方は大晦日の焚き火(本堂前の広場で派手にやります)の事前準備がメインの作業となります。焚き火用の木材は寺の山から間髪材を軽トラックで持ち出すのですが、昨日は冷たい雨でしたからそりゃ難儀でした。

焚き火の材料調達

それと今年から実にやっかいな作業が始まりました。それは本堂大屋根の前面に取り付けてある雨といの掃除です。目の前に巨大な銀杏がそびえる光明寺ですから、これはもう避けては通れません。大量の落ち葉ですぐに詰まるのはわかっていても、正面だけは設置しない訳にも行きませんでした。当然、定期的な清掃が必要になります。これはもう税金みたいなものですね。おまけに、この作業が想像以上に大変です。なぜならとても高い場所での作業になるからで、素人には困難です。幸いなことに山寺には山師の哲ちゃん(責任総代の岩本哲夫さん)がいますから(?)なんとかなります。自前の長いハシゴを運んできて、雨といに積もったイチョウの葉っぱを取り除いてもらいました。これって、けっこう危険な作業です。とりわけ今年は雨天だったからリスクが高い。「あぶないから無理したらいけんよー」って、ハシゴを支える我々は下から声をかけるのですが、ご本人は「世話ーないやー」などと全然へっちゃらです。奥さんも「言ったって聞きゃしないから、好きにさせたらいいんよ」なんて、実にあっさりしたものであります。そんな調子で少々強引にやっちゃいましたが、我々はドキドキでしたね。ご本人は高い所での作業に慣れている人ですから、まあ大丈夫なんでしょうが、来年からは高所作業車を借りてきて安全な作業を心がけないといけませんね。

雨樋の掃除

今年はついでに大銀杏の散髪もしました。ここまで巨大だと上の方は全く手が出ませんが、ハシゴで届く範囲は哲夫さんが自前のチェンソー(素晴らしくよく切れるから驚いた)であっという間に完了でした。さすがに手慣れたものです。散髪の済んだ大銀杏がちょっぴり違って見える様になりました。

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