サラリーマン時代からの釣友である福田哲彦氏から、今年も「釣り忘年会」のご案内を頂戴しました。来る24日に私は寒風が吹きつける長門の磯でたぶん竿を握りしめていることでしょう。この行事については、2010年2月1日記事と2011年3月2日記事にも書いておりますが、あえて言わせてもらうなら、懲りない面々が脈々と伝えている貴重な文化活動(?)であり、いわば伝統行事です。一応釣り大会ということにはなっておりますが、はっきり言って、まともなお魚はまず釣れません(笑い)。おまけに超寒い。ですから、釣りの行事と言うよりは、これはもう見事な寒行です。磯に立っていると、かつて本山でさせて頂いた厳しい修行の記憶が浮かんで来て少々妙な気分になります。
さて、そんな大変な行事なのですが、「今年最後のご挨拶ですから」などと、証拠にもなく磯へ出向くわけです。昨年などは釣りの最中に吹雪いて来て、すごいことになりました。構えている竿にどんどん雪が積もるのですから開いた口がふさがりません。(大笑いです)今年もその可能性は大です。そういう行事が何十年も続いているのですから、ある意味大したもんだと思います。磯から撤収したら、まずは湯本温泉で冷え切った身体を温めて、その後は待望の忘年会へ突入となります。きっと今年も面白い話しが沢山聞けることでしょう。やっぱり、今年も私は見事な殺生坊主で大晦日を迎えるようです。