こだわり住職のよもやま話

大昔からなのでしょう

2011年07月04日

美祢西インターと極楽橋.jpg

檀家さんの墓地が移転することになり、本日は早朝から工事に立ち会いました。場所は美祢西インターの南にある山中の共同墓地です。このあたりは大昔に真言伽藍があった所だと云われています。山寺の大日如来が安置された最初の場所であり、かって大日ケ浴と呼ばれていた谷間に隣接しています。ここには厚保地区で一番大きな共同墓地があります。すでに何度も訪れていましたが、先日ちょっとした発見がありましたので書いてみます。

この墓地へ登る道は現在でも複数あり、その一つに現在中国自動車道美祢西インターのすぐそばから進入する経路があります。インター入口の横から高速道路の下をくぐって南側に渡ると、厚狭川支流の原川が高速に平行して流れています。その川にかかる橋を渡って共同墓地へ登って行くのですが、これまで私は、その橋の名を意識したことはありませんでした。今回ふと目がとまって、思わず「あっ、そうだったのかー」となりました。橋の名前は”極楽橋“です。なるほどねー。これには合点です。このあたりの歴史的な背景を考えると、「きっと大昔からそう呼ばれていたんだなー」と納得した次第です。

ごくらく橋.jpg

本日はお昼前より雷が轟いて、どしゃ降りとなりました。幸い一時間弱で落ち着きましたが、一時はかなりヤバイ感じでした。昨年7月15日に山寺は歴史的な豪雨で大変なことになりましたから、雨が降りはじめるととても不安になります。さて、九州南部はすでに梅雨明けしていますが、今年の山口県はどうでしょう。もう少しの辛抱なんでしょうが、それまでは雨が降る度にドキドキすることになります。

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