宗祖流祖について

鎮勧用心(流祖西山上人御法語)

ねむりて一夜をあかすも報佛修德のうちにあかし、さめて一日をくらすも、弥陀内証のうちに暮らす。機根つたなくとも卑下すべからず。佛に下根を摂する願います。行業とぼしくとも疑(うたご)うべからず、経に乃至十念の文あり。はげむもよろこばし、正行増進の故に。はげまざるもよろこばし、正因円満の故に。徒(いたず)らに機の善悪を論じて、佛の強縁を忘るること勿(なか)れ。不信につけても、いよいよ本願を信じ、懈怠につけても、ますます大悲を仰ぐべし。

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