こだわり住職のよもやま話

思いがけない大雪です

2010年03月11日

旧本堂雪景色2.jpg

昨日は(3/10)早朝にカーテンを開けると外は一面真っ白でした。来週はもう彼岸の入りだというのに、全国的に大雪です。美祢市もこの時期としては、近年記憶にない大雪になりました。市の中心部でも20㎝は楽に積もっています。そろそろスタッドレスタイヤを外そうかと迷っていた矢先にこの出来事です。毎年本格的な春が訪れる前に思いがけない積雪があるものですが、今年はすごかった。こんな日は自宅から出ないのが正解だと思いましたが、鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏が雪まじりの強風で倒れたと報道されていたので、山寺がどうなっているか心配になりました。それで意を決して確認に行きました。

自宅を出ると水分を含んだ重い雪の影響で、樹木が折れたり傾いたりしているのが目につきます。通信ケーブル(有線TVのケーブルかも)が切断されて垂れ下がっている所もあります。山寺へ向かう県道33号線は竹が倒れて道路へはみ出した箇所が多数ありました。見通しの悪い所に限って突然ですから何度もドッキリさせられました。たどり着くと一番心配だった大銀杏とシダレ桜は無事でした。しかし背後の大日堂へ上ってみると楠がけっこうやられています。冬でも葉が茂っているので、降り積もった雪で折れた枝が大日堂広場に多数落下していました。それと霊園の背後にある杉が雪の重みで見事に折れ曲がっていたのには驚きました。雪の力はバカにできません。

雪の光明寺(杉林).jpg

無理して山寺までやって来たので、車内に置きっぱなしのデジカメで記念写真(?)を何枚か取りました。雪の日の景色は風情があっていいものですが撮影は大変です。カメラがすぐに濡れてしまいますしレンズに雪が付着すると像が乱れて鮮明な画像になりません。傘を片手に実に難儀な撮影でしたが思いがけない収穫もありました。ご覧の通り深紅の花びらが燃えていました。椿の季節に雪が降ると実に印象的な景色が出現するものですね。今日は朝から快晴です。これなら主要道路の雪はすぐに溶けるでしょうが、脇道だと少々怪しくなります。本日予定に入っていたご法事は明日に延期となりました。さすがにこの状態では、ご親戚が集まるのは大変でしょうからね。 まもなく本山で加行(法脈相承)が始まります。今年も同行人会が開かれるので、私は本山へ行くことになります。それにしても、法脈相承の期間中にこんな大雪になったら加行人は大変です。もうこれで終わりになって欲しいですね。

雪の光明寺(椿).jpg

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