こだわり住職のよもやま話

ずいぶん形になってきました

2013年02月28日

本堂サッシ戸.jpg

ついに周囲のガラス戸が入りました。お寺用のガラス引き戸(仏閣サッシ)が入ると、想像してた以上に「いい感じ」です。内部の工事も着々と進行中で、今は外陣側天上の組み上げ作業が目を引きます。ご覧の通り、いっちょ前に格子天井が完成しつつあります。いわゆる「格天井」っていうヤツなんですが、山寺にとってはある意味望外の贅沢です。なぜなら、こういう仕上げの天井はかなりお高くつくからです。予算を考えると「無理かもしれないな」と思ってました。ところがどっこい、久谷建築の社長さん曰く「うちは格天井の格子を加工する専用の機械を持ってますから限られた予算でも可能ですよ。これはうちがとりわけ自慢できるところでね、内陣はさらに格式の高い折り上げの格天井できっちり仕上げますからまかしといて下さい。」と言われたのです。

外陣天井工事.jpg

それを聞いた時の私の喜びようったら、そりゃーもう、おもちゃを買ってもらう約束を取り付けた子供みたいでしたね。「嬉しいなー。折り上げの格天井だなんて、お金持ちのお寺さんが建てる豪華な本堂みたいじゃん。うちみたいな小寺が実現できるなんて望外の幸せやなー」と思ったものです。こうやって現実に形が見えてくると「あー社長さんが言ってた通りだ。本当に立派な格子天井になるんだー」と感慨にふけっている今日この頃です。

折り上げ格天井.jpg

 

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