こだわり住職のよもやま話

突然秋です

2010年09月23日

9月23日の本堂前.jpg

一昨日(21日)は真夏のように暑い一日でした。全国的にもこの時期としては記録的な残暑であったとニュース番組が報道していました。もう9月下旬だというのにどうなってるんでしょうね。昨日午後からは季節の変わり目にお約束の雷が轟いて、少々まとまった雨が降りました。夜半過ぎからは北風が吹きはじめて今朝は随分気温が下がりました。彼岸の中日となる本日(23日)はすっかり様変わりです。本堂の室温計は午後1時の時点で21.6度・湿度64%でした。たぶん本日の最高気温でしょう。一昨日はほとんど真夏だったのに今日から突然秋です。本堂で耳を澄ますと周囲の状況が激変したのが良く解ります。ほんの数日前まではセミの鳴く声が聞こえていました。それが今日は北風にざわめく木々の音と虫の音色が耳につきます。コオロギの音色を聞くとセンチメンタルな気分になるのは私だけでしょうか。

9月23日夕暮れ.jpg

本日は彼岸ですから夕日は真西に沈んで行きました。春の彼岸と同様に大銀杏の影が御本尊に伸びた直後に山寺は日没を迎えました。本堂前の石畳には先週から色づいたギンナンが落ち始めました。毎年この時期は強烈な臭いに悩まされるのですが、今年は極端に少なくて助かっています。今夏の異常な暑さの影響かもしれません。

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