こだわり住職のよもやま話

夏の記憶

2014年08月30日

平成26年8月30日の水田.jpg

 

本日は早朝より久しぶりの晴天で北寄りの風が吹いています。寺の周囲はすっかり秋の気配です。「あー夏は完全に終わっちゃったなー」って、思わず独り言をこぼしています。振り返ると全国的に今夏の天候は異常でした。そして今現在も明らかにおかしいです。沢山の人命も失われました。お隣広島の豪雨災害は未だに収束していません。深夜だったことがここまで被害を大きくした要因の一つなんでしょうが、残念でなりません。

山寺がある山口県西部も正に「真夏」って感じの日はほとんど無かったように思えます。例年だと8月3日に山寺の施餓鬼会が開催されて以降、私はお盆明けまでずっと暑さとの戦いになるはずでした。ところが以降も雨ばかりでしたから、身体は楽でしたが夏らしい記憶がほとんど残っていません。これほど盛夏の記憶が乏しい年は1993年(平成5年)の歴史的な冷夏で米が不作になって大騒ぎしたあの時以来かもしれません。タイ米という言葉がメジャーになったあの年です。今年のお米も少々懸念はありますが、今は政府の備蓄米等もありますからきっと大丈夫でしょう。もうあんな騒動はこりごりですね。

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