こだわり住職のよもやま話

昨日は忙しかったですか?

2014年04月01日

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たとえ3パーセントといえども、やはり大きいですよね。今後確実に我々の生活を圧迫してくるのは間違いないのですから。消費税が上がって本当に良くなる人って誰なんでしょう?そりゃ確かに、この国の社会保障制度の将来を考えたら今のままじゃお金がぜんぜん足りなくなるのは見えています。でもね、東日本大震災の復興予算の使い方を見ていると「きっとまた関係ないことに横流ししていい加減な使い方するんだろうなー」って、疑いの眼で眺めているのは私だけでしょうか。結局、庶民はささやかな防衛策と知りつつも、あわてて買いだめに走り回るしかないのです。かくゆうこの私も、近々に必要となるお買い物を昨日中にすっかり済ませることになっちゃいました。

「あがいたって所詮どうしようもないのだから・・・」と、典型的なひねくれ者の私が、一転世間並みのささやかな買いだめ(むだ使い?)に参加することになったのは、昨日自宅近くのホームセンターにふらりと立ち寄ったのがきっかけでした。まだ開店したばかりだというのに駐車場はすでに満車状態なのでびっく仰天です。「えー、祭でもやってるん?」と勘違いしそうです。そして「あっそうか、これって消費税のせいかー」と理解すると、あらためて「皆さんやっぱ考えているんだなー」と納得した次第です。それにしても平日の朝、まだ8時を少々回った時間帯だというのに、こんな田舎街のホームセンターでこのありさまです。「この小さな街にこんなに人がいたっけ」と笑っちゃいそうでした。

この光景を目の当たりにすると、さすがに知らん顔ではいられなくなるのが凡夫であります。この私もとうとうスイッチが入ってしまいました。世のお父さん方だと平日はお仕事で忙しいですから、最終日のまとめ買い競争なんてそうそう参加できるはずもありません。しかし、幸か不幸か山寺の坊さんは半分遊び人みたいなもので平日だと結構おひまであります。それでついつい、私もお買い物競争に混ぜてもらったのですが、哀しいかなそれがよかったのかどうか今ひとつ確信が持てないのが辛いところです。昨日の妻は帰宅がずいぶん遅くなりました。案の定、仕事帰りにハシゴしてなんだかんだと大量の戦利品(?)をお持ち帰りになられました。「恵美ちゃん、これって当分買い物いらんのとちがうん?」と、思わず口にしていました。

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