こだわり住職のよもやま話

あげ法事も良いものです

2011年06月20日

H23.6.20 光明寺境内にて.jpg

インターネットのニュースを覗くと、゛九州・四国で激しい雨の恐れ、21日朝まで続く見通し゛の見出しが目に飛び込んできました。思わず昨年の悪夢(歴史的な豪雨災害)が蘇ってきます。昨日も日中に激しく降りました。今現在は小康状態ですが、空は厚い雲に覆われており、正午過ぎだというのにまるで日没前のようです。

本日は少々早い時間帯に本堂で年回忌のおつとめを致しました。施主と私の二人だけで営む実に静かな法要です。田舎の年回忌法要は、施主のお宅に親戚等が集まって賑やかに執り行うことが多いものです。しかし、毎度毎度は大変なので、今朝のように簡素な法要を適時織り交ぜます。こういうのを当地では「あげ法事」といいますが、これはこれで、なかなか良いものです。本堂でおつとめを行うのですから、キンスや木魚等の鳴り物は備え付けのでっかいヤツになります。堂内は実に静かですから私の読経もひときは響きます。きっとひと味ちがう(?)お経を聴いて頂けたのではないでしょうか。一般的に「あげ法事」は、お手軽コースなのではありますが、ことお経に関しては、ご自宅で行う通常の年回忌法要よりも、ある意味グレードアップした読経になります。しかも広い本堂で貸し切りですから、想像以上に味わい深い法要になるものです。こういうのもたまには悪くないですよ。

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