仏さまのお食事はケチらないこと
2009年11月15日
私たちはお仏壇の前に座ると、当然のこととしてお線香を供える行為を行いますが、みなさんはどんなお線香を使っておられますか?近所のスーパーやコンビニあるいはホームセンターで買って来た、お手軽な○日香とか○雲ではありませんか?これらがダメとは云いませんが、お香(お線香)はご先祖(仏さま)に喜んで頂く為に一番重要なお供え物であり、いわばお食事をさしあげることに等しい行為なんです。みなさんの亡き父や母にさしあげるお食事です。ですから仏さまのお食事はケチっちゃいけません。仏具店(仏壇店)でそれなりのものを求めて供える様にしたいものです。
しかし、仏具店(仏壇店)に入って行くのは意外と抵抗があるかもしれませんね。「入ったことがありません」も、多いかもしれませんね。実は私も坊さんになるまで、地元の仏壇店に入ったことがありませんでした。そういう時に都合が良いのが、単独のお店ではなく大型のショッピングセンターなどに入っている店舗です。解放的な売り場ですから、ひやかしでも、結構じっくり商品を見ることが出来ます。買い物のついでに一度のぞいてみて下さい。(私もこの手を使った)そうやって自分の好みの商品の目星をとりあえずつけておけば良いのです。もちろんそこで求められてもかまいませんが、目星をつけたものをあえて近所の店で求めるのも賢い買い方です。また買いに行くときのことも考えて、なるべく手近なところで入手できるようにした方が後が楽ですからね。ご指名で商品を求めにきたスタンスで入店すれば、単独店舗のお店に入っても、余計なものを買わされることもないでしょう。のぞいたお店になかったら、「欲しい商品がないから」と、店を出ればいいじゃないですか。お店の人はなんとか買ってもらおうとがんばるでしょうけどね。なにごとも事前の調査が肝要です。敵の(お店の売り子さん)の手の内に載らないで、自分の意志で選択するようにしたいですね。