こだわり住職のよもやま話

2012年12月13日

神がかり的な上棟式でした

2012年12月13日

上棟式その1.jpg

山寺は12月9日に本堂の上棟式を無事行うことが出来ました。本日はその報告をします。その日は朝から雪模様でした。当然上棟式で忙しい一日になるのですが、午前中は弘永家の法事が入っていたので、ひときはタイトな一日でした。早朝自宅から寺へ向かって車で移動していると雪がどんどん降って来ました。思わず「あー最悪だー」とつぶやいていました。でも、しかたありません。こうなったら後はひたすら天候の回復を祈るのみです。実家に立ち寄って法事の支度(坊さんの衣装に衣替え)を整えると、その足で寺に立ち寄って、まだ残っている準備や総代さんとの最後の打ち合わせを行いました。そうこうしていると、あっという間に時間は過ぎてゆき、後ろ髪を引かれるような思いで私は弘永家へと向かいました。上棟式は法事が済んで私が寺に帰ってきたらぶっつけ本番です。弘永家での読経が終わって会食の時間になると、私はお天気のことが気になってしかたありませんでした。せっかくのご馳走なのに、ちっとも味わえません。だって雪や雨だとメインイベントの餅撒きが台無しです。なんてったって今回のおもちは大奮発してるんですから、お天気は絶対に回復して頂かないと困ります。思わず天を仰いで「晴れろー、晴れろー」と念じました。

上棟式その2.jpg

さて、山寺住職の念力ですが、これがけっこう効いたようなんです。結果はタイトルの通りでした。上棟式開始の直前になると雲の切れ間から明るい日射しが差しこんで来て、少々神秘的な雰囲気の中で読経をすることになりました。こういうのを「奇跡的」とか「神ががり的」なんていうのかもしれません。きっと誰かさんの(もちろん私です)日頃の行いが良いからでしょうね。(妻は単なる偶然でしょうとおっしゃってました)

上棟式その3.jpg

上棟式には息子を出席させました。彼が光明寺の二十五世候補です。金曜夜遅くに新幹線で京都から帰省し、式に出席したその日の夜に帰って行きました。はたして彼はどんなことを思ったのでしょうか。お寺が建つということがどれだけ大事業なことかを、多少なりとも感じ取ってくれていたら良いのですが。いずれ君がこのお寺を守って行くことになるのです。がんばって下さいよ二十五世候補殿。

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